2014年9月10日
(株)長谷川印刷(石川県金沢市黒田1-247-2、資本金1,000万円、従業員15名)は、9月3日に事業を停止し金沢地裁への破産手続きを弁護士に一任した。
負債総額は約1億5,400万円。
同社は昭和35年4月に創業。主にポスター、カタログ、チラシ、ダイレクトメール等の一般商業印刷を手掛けてきた。小回りのきいた営業体制と短納期対応を強みとし、大手スーパーをはじめ、官公庁関係にも受注基盤を拡大し、ピーク時の平成4年4月期には6億7,760万円の売上高を上げていた。
しかし、平成26年4月期の売上高は約1億7,100万円にまで落ち込み、この間、用紙やインキの高騰もあって、10期連続の赤字となっていた。
資金繰りも悪化の一途となり、先行き改善の見通しも立たないことから事業継続を断念し、今回の措置を決めた。
(東京商工リサーチ調べ)