2013年10月11日
(株)アケド(資本金1,000万円、埼玉県川越市小堤539-1、代表 明ヶ戸進氏ほか1名、従業員8名)は、10月1日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は、1981年7月創業、1982年4月に法人改組した印刷業者。チラシ、パンフレット、カタログなどの商業印刷を手がけるほか、封筒、ハガキ、名刺、帳票類など事務用文具の印刷も行っていた。長年の業歴を有する当地老舗の印刷業者で、近年は大学をはじめ教育機関に広く営業を展開。2006年7月期に約8,700万円であった年売上高は、2009年7月期には約1億円にまで伸長していた。
その後も積極的な営業姿勢により販路を拡大。売上は増加基調をたどっていたものの、受注単価が厳しく収益面では苦しい状況が続き、年商と同規模の借入金の負担も重く資金繰りは多忙化していた。こうした中、近時公租公課の未払いから一部債権者により保全措置が採られたことで資金繰りがひっ迫、事業の継続が困難となった。
負債は約1億円でさらに膨らむ見込み。
(帝国データバンク調べ)