DICグラフィックス、バイオマス度50%のハイブリッド型UVインキ発売

閉じる
DICグラフィックス(株)(甲斐敏幸社長)は、バイオマス由来原料を高配合したハイブリッド型UVインキ「BIOBRID(バイオブリッド)」を発売した。
同製品は、バイオマス由来原料とUVインキ原料を融合させたバイオマス度50%のインキと、専用のUVOPニスをセットにしたもの。従来のUV印刷機でそのまま使用でき、紙器パッケージ印刷におけるカーボンニュートラルの実現に貢献する。
塗膜の柔軟性が特徴で、紙の曲げ加工時に発生しやすいひび割れ(クラック)を抑制し、専用のUVOPニス「DC BIOBRID OPニス」は印刷物の擦れや汚れを防ぐ。これにより、従来のパッケージ印刷の課題であった製函時の罫割れを軽減し、意匠性の高いパッケージの作成が可能になる。
また、従来のUV印刷と同等の高い光沢を実現。製品のカラーバリエーションは、プロセス4C(CMYK)に加えて、金赤、耐性黄、耐性金赤、耐性紅、緑、紫、メジューム、白(白インキのバイオマス度は30%)がある。