第28回日本自費出版文化賞、最終選考会で入賞作品決定


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第28回日本自費出版文化賞((一社)日本グラフィックサービス工業会主催、NPO法人日本自費出版ネットワーク主管)の最終選考結果発表会が9月1日、東京の吉祥寺東急REIホテルにおいて開催され、各受賞作品が決定した。
最終選考会では、昨年(718点)を上回る805点の応募作品の中から二次選考を通過した70作品について、鎌田慧選考委員長をはじめとする7名の審査員が審査を実施。その結果、地域文化部門、個人誌部門、小説部門、エッセー部門、詩歌部門、研究評論部門、グラフィック部門の募集7部門の部門賞と特別賞が選出された。最優秀作品に贈られる「大賞」については今回、該当作品なしとなった。
また、昨年創設された「色川大吉賞」には、「私のことはわたしが決める-松本移住の夢をかなえたがん患者、77歳-」(個人誌部門)が、そして入選者70名の中で各賞受賞者以外の入選者で最高齢の著者に特別に授与される「シルバー特別賞」には、89歳の田邉泉さんの作品「命の一升瓶-パラオからの引揚線-」(小説部門)がそれぞれ選ばれた。
第28回日本自費出版文化賞の表彰式は11月8日、アルカディア市ヶ谷において開催される。
なお、最終選考結果は、日本自費出版ネットワークホームページまで。
