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マンローランドジャパン、日本独自のサービスプログラム始動

新台サービス保証を3年間に延長

 マンローランドジャパン(株)(埼玉県戸田市、小玉泰史社長)は、日本独自の新サービスプログラム「Proserv360°Plus」の提供を2025年3月3日より開始している。マンローランドシートフェッド社は、2025年初頭に日本市場における販売サービス体制を大幅に見直し、顧客がより安心して長く使用できる独自のサービスプログラムの提供開始を宣言した。この日本市場から生まれたアイデアをもとに、ドイツ本社との緊密な連携を強化し、アフターサポートをさらに充実させることで、顧客の印刷機の安定稼働を力強くサポートしていく。

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日本独自の新サービスプログラム「Proserv360°Plus」

 
 「Proserv360°Plus」は、新台を購入した顧客には、従来の2年間のサービス保証に加え、さらに1年間の延長サービス保証を提供する。これにより、導入から3年間にわたる手厚い保証が適用され、顧客のメンテナンスコストを軽減できる(保証対象=純正部品および作業費のみ・消耗品は対象外)。

 また、Proserv年間プログラムの継続利用で、4年目以降も最大10%までサービス割引を適用可能。これにより、長期的な保守費用の負担を抑えながら、印刷機の高いパフォーマンスと安定稼働を維持することができる(契約期間中一律部品割引5%適用、サービス割引対象=Proserv Basicプラン以上)。

 さらに、現在使用中のマンローランド機についても、Proserv契約を手続き、継続することで年数に応じたサービス割引が適用される(契約期間中一律部品割引5%適用、サービス割引対象=Proserv Basicプラン以上)。

 同サービスプログラムを活用することで、定期的なメンテナンスをより安価で受けられ、印刷機の長期安定稼働を実現できる。

堅牢なマンローランド機をさらに長寿命に

 オフセット印刷機は、導入当初の投資回収(減価償却)期間を約10年と想定した場合、それ以降の設備維持コストを抑えながら、高い収益を確保できる期間が続いていく。マンローランドの印刷機は、おおよそ22年から30年以上にわたり使用されることが多く、適切なメンテナンスを行うことで、減価償却後も長期にわたり利益を生み出し続ける資産となる。この長寿命設計により、設備投資の回収後も安定した収益を確保できるため、顧客のROI(投資収益率)を最大化することが可能となる。

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サービス保証のイメージ

 マンローランドの印刷機は、堅牢なドイツの製造技術による高精度設計により、耐久性が非常に高く、適切なメンテナンスを継続することで長期間にわたり安定した印刷品質と生産性を維持できる。自動車やパソコンなどの短期ライフサイクル製品とは異なり、オフセット印刷機の本質的な環境負荷の低減は、頻繁な買い替えではなく、長期間にわたり色調の再現性や高品質な印刷を維持することにある。

 とくにパッケージ印刷など厚紙を使用する市場では、機械の長期耐久性が求められている。そのため、印刷機の頻繁な入れ替えは、資源消費や環境負荷の増大につながる可能性がある。マンローランドの印刷機は、最高品質の色調再現性を長期間にわたり保持できる設計となっており、適切なメンテナンスと組み合わせることで、環境負荷を最小限に抑えながら、顧客の設備投資の負担も軽減する。

 マンローランドは、今後も日本市場において、顧客の信頼に応える質の高いサービスを提供し続けていく方針。

新台導入には補助金活用も

 マンローランドジャパンが提供する次世代オフセット印刷機「ROLAND 700 Evolution」は、経済産業省・一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)による【令和6年度補正予算「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金(工場・事業場型)」】の「先進設備・システム」枠において、補助金対象設備として正式に採択されている。

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Roland 700 Evolution

 Roland 700 Evolutionは、マンローランド独自の「autoprint(自動印刷)」機能を搭載した最新鋭のオフセット印刷機。「印刷機の自動設定変更」「業界最速30秒の色濃度自動調整」「全胴同時の自動版交換システム」などの高度な自動化技術により、印刷業界における「省エネ・省力・高生産性」を同時に実現する。

 これらの機能により、印刷ジョブ切り替え時間を大幅に短縮し、省エネ率最大59%を実現。小ロット対応・短納期ニーズにも高い対応力を誇っている。同補助金を活用することで、印刷業界における設備投資のハードルを下げ、カーボンニュートラル・デジタル化への取り組みを一層加速することが可能となる。

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