2017年9月15日
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、欧文書体開発の新たな拠点として米国に「Morisawa Providence Drawing Office(モリサワ・プロビデンス・ドローイング・オフィス)」を開設した。
近年、書体を企業ブランディングに活用するケースの多い海外を中心に、多言語開発の需要が高まっており、また日本国内においても自社のブランディング強化や海外進出を視野に入れて欧文書体を使用する場面が増えている。
モリサワは、多言語フォントの自社開発に加え、世界中で必要とされる欧文書体のニーズに応えるため米国に拠点を設け、現地事情に精通したデザイナーとともにスピーディかつ高品位な書体開発を行う。
新拠点には、クリエイティブディレクターにFont Bureau社で長年デザイナーを務めたサイラス・ハイスミス氏を迎え、同社が保有する和文書体との調和を考慮した欧文書体や次世代のメディアを見据えた書体開発を計画している。