2016年6月3日
機体デザインの基調色がグリーンからブラックに
富士フイルムは、B2サイズ枚葉型インクジェットデジタル印刷機「Jet Press 720S」の最新モデルを発表した。
同機は2011年の発売以来、全世界で70台の導入実績を誇るフラッグシップ機。プリントヘッドにシングルパス方式の「SAMBA」、インクに広色域の水性顔料インク「VIVIDIA」を使用し、用紙上での打滴のにじみを抑える「RAPIC(ラピック)技術」により、多種の用紙にシャープで階調豊かな画像を形成。これらの技術は、独・ハイデルベルグ社と共同開発したB1インクジェットデジタル印刷機「Primefire 106」にもコア技術として採用されている。
今回発表された最新モデルでは、「ソフトウェアのアップグレードにより稼働率20%向上」「新しいバキュームジャケット採用によりカンバス地への印刷に対応」「『XMF』との連携強化による効率的な生産体制の確立」といったアップグレードが実施され、機体デザインの色もグリーンからブラックを基調としたものに変更されている。
drupa会場では、ハリス&ブルーノ製ニスコーターをインライン接続して稼働実演を行っている。