2013年11月26日
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(=ggg、東京都中央区銀座7-7-2)は12月2日〜25日まで、第328回企画展「トマシェフスキ展 世界を震わす詩学」を開催する。
ポーランド派ポスターの草分け的存在と称されるヘンリク・トマシェフスキは、生涯においてポーランド・ポスター界の牽引者であり続けた。
社会主義リアリズムが強制された陰鬱な空気が支配する中にあって、トマシェフスキのポスターは輝くばかりの色調が用いられ、爽やかで自由な開放感がみなぎるものであった。それらのポスターは人々を釘付けにするぐらい心を揺さぶり、世界を震わせる詩学と言える力を持っていた。
同展は、ヘンクリ・トマシェフスキの息子フィリップ・ポンゴフスキ氏の貴重な収蔵作品から、ポスター101点、ポスターの原画、ドローイング、雑誌カバーなど36点に焦点をあて、20世紀のポスター史に計り知れない影響が認められたトマシェフスキの本質に迫る。