PJweb news

印刷産業のトレンドを捉える印刷業界専門紙【印刷ジャーナル】のニュース配信サイト:PJ web news|印刷時報株式会社

トップ > 企業・経営 > 2020年紙・板紙市場、コロナ禍で8%減 - 紙・板紙の構成比逆転か

企業・経営

2020年紙・板紙市場、コロナ禍で8%減 - 紙・板紙の構成比逆転か

2021年2月15日
紙・板紙の出荷量推移・予測

 (株)矢野経済研究所は、国内外の紙・板紙市場についての調査結果を発表した。
 2020年の製紙メーカー出荷量(国内出荷+輸出)は、新型コロナウイルスの影響により新聞用紙や印刷・情報用紙が大幅減少する見通しである一方、段ボール原紙は輸出量の急拡大でプラス成長となる見込みのため、板紙の構成比が初めて紙と同等、または若干上回る見込みである。コロナ禍において、需要構造の変動が加速している。
 2020年の紙・板紙の出荷量は、前年比8.4%減の2,299万tとなる見込み。新型コロナウイルス感染症拡大により、経済活動が停滞、各品種は軒並み近年にない減少幅となっており、出荷量はリーマン・ショックの影響を受けた2009年以来の大幅減少となる見通しである。
 2021年の紙・板紙の出荷量は、前年比0.8%増の2,318万tになると予測。情報媒体としての紙は前年の反動増となると見られるものの、その増加幅は微増にとどまり、需要はコロナ禍前の水準には戻らないと予測されている。一方、段ボール原紙については、大規模な天候不順などがなければ、世界的な需要の高まりに引っ張られる形で、当面は微増から増加基調で推移すると見込まれている。

特集
drupa 2024 特集
drupa 2024 特集

世界最高峰の印刷・クロスメディアソリューション専門メッセ「drupa2024」の事前情報(見どころなど)を公開!
(2024年4月2日〜)

販促アイテム 2024
販促アイテム 2024

印刷会社が提案する「販促アイテム」
(2024年3月25日)

デジタル印刷特集 2024
デジタル印刷特集 2024

「生産工程の見直し」あるいは「創注」という印刷経営戦略としてのデジタル印刷ソリューションにフォーカス。
(2024年3月25日)

検査システムによる品質管理 2024
検査システムによる品質管理 2024

システマチックな検査工程で品質保証と効率化を目指す。
(2024年3月15日)

page2024特集
page2024特集

「page2024」の事前情報を配信。開催テーマは「連携」。
(2024年1月22日〜)

2024年 ここに注目!
2024年 ここに注目!

独自戦略でアフターコロナ時代を躍進する企業、新製品、注目技術を紹介。
(2024年1月1日)

ダイレクトメール特集 2023秋
ダイレクトメール特集 2023秋

成長市場を追う─DMを新たな事業領域に。
(2023年12月15日)

印刷会社の創注
印刷会社の創注

「注文が来ないなら、創り出さなくてはいけない」というストレートなテーマ「創注」にフォーカス。
(2023年11月25日)

インクジェット特集2023
インクジェット特集2023

インクジェットテクノロジーが印刷ビジネスにもたらす新たな事業領域とは。
(2023年9月5日)

特集一覧へ
印刷関連のブログ
twitter|@PJnews_headline
twitter|@PJnews_headline

https://twitter.com/PJnews_headline

facebook|印刷ジャーナル
facebook|印刷ジャーナル

https://www.facebook.com/printingjournal