田中紙工、埼玉県戸田市の新本社工場を業界報道陣に披露


閉じる
(株)田中紙工(本社/埼玉県戸田市笹目南町27-4、田中眞文社長)は7月1日、今春に竣工した新本社を業界報道陣に公開した。
新本社は築年数24年(第1工場)、築15年(第2工場)となり、築年数は40年以上若返り、延床面積は両工場合算で408坪。旧本社と比較して25%広くなった。冒頭に挨拶した田中社長は、旧本社は老朽化が進んでいたものの、工場再建築不可物件であったことなど今回の移転に至るまでの経緯を説明した上で、「東京に本社を残したいという思いもあったが、戸田工場からわずか50mということが決め手となった。集約化により生産性をさらに高めていきたい」と本社移転によるメリットに期待した。
続いて、新本社の概要について田中大貴専務取締役が説明。移転に併せて断裁機を新調するなど工場スペックの改善、同階層に丁合機を設置したことにより縦の移動が削減され、1人あたり1日約30分の作業ロスを削減できたことによる生産性向上、監視カメラを従来の2台から15台に増設したほか、水害対策として工場全体を底上げしたことによるセキュリティ強化などを挙げた。
このあと、新社屋内が披露された。