2024年11月28日
(株)鵜尾紙器(兵庫県西宮市山口町下山口78-1、設立1966年9月、資本金2,000万円)は11月15日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は約1億円。
1933年に創業した老舗企業。段ボール箱を主体にパッキングケース、化粧箱等の製造を行い、1997年8月期には売上高約3億7,000万円を計上していた。しかし、包装の簡素化が進んだことに加え、資材高騰もあり徐々に業績が悪化し、2019年8月期には売上高が約2億5,000万円にまで低下していた。
その後、「新型コロナウイルス」感染拡大により受注が減少。物流費やエネルギー価格の上昇なども加わり採算性は悪化し、赤字計上が続いていた。先行きの見通しも立たないことから、他社に事業を移管し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)