佐藤商会(山形)、破産開始決定-負債1億6,000万円
(株)佐藤商会(山形県新庄市大字福田字福田山711-93、設立1991年5月、資本金2,500万円)は7月20日、山形地裁新庄支部より破産開始決定を受けた。負債総額は、約1億6,000万円。
1949年4月に創業し、カレンダー印刷を主力に団扇やタオル等への印刷も手掛けていた。新日本カレンダー(株)(大阪市東成区)の資本参加を受けてからは、連携を取りながら営業を推進してきたが、同業他社との競争激化に加え、カレンダー需要の縮小等から業績が後退。さらに、新型コロナウイルス感染拡大後は年末のカレンダー配りを取り止めるケースも増えて減収に拍車がかかり、近年の年間売上高は約1億8,000万円にとどまっていた。
経営環境が厳しさを増す中で事業継続を模索していたが、2023年2月にグループ会社の新日本カレンダー販売(株)(大阪市東成区)が同社の東北支店として営業基盤と従業員を引き継ぎ、以降は休眠状態となっていた。
(東京商工リサーチ調べ)