アフィット(東京)、弁護士一任-負債4億5,000万円
(株)アフィット(東京都日野市神明3-6-14、設立1992年10月、資本金1,000万円)は4月20日、事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。負債総額は、約4億5,000万円。
産業用プリンターの製造販売を主体に手掛け、レーザープリンター技術、インクジェットプリンター技術には高い評価を得ていた。京都市に研究所を構えるほか、海外でも事業展開し、2012年3月期には売上高4億5,399万円をあげていた。
2022年3月期も売上高3億2,233万円を計上し、一定の業容を維持していたが、2016年の本社不動産購入や実験機・評価機の開発など設備資金のための借入が高い状態が続き、2022年3月期時点で有利子負債構成比率は72.8%に達していた。
2023年3月期は新型コロナウイルス感染拡大に端を発した半導体不足の影響等による資材・部品調達の遅れや価格上昇、納品遅延等から急激に業況が悪化。資金繰りが逼迫し、支えきれず今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)