2020年12月15日
年間800トン以上のCO２削減効果を見込んでいる
大日本印刷（株）は2021年1月、食品や日用品などの軟包装のフィルム印刷に使用する主要なラミネート用グラビアインキについて、植物由来の原料を一部に使用したバイオマスインキへの切り替えを開始する。
植物に由来する再生可能原料を使用しているため、CO2の削減と持続可能な原料調達による自然環境の保全を実現する。バイオマスインキへの切り替えによるCO2削減効果は年間800トン以上を見込んでいる。
一般社団法人日本有機資源協会よりバイオマス素材として認定されているもので、DNPとしてバイオマスマークを取得済み。DNPが切り替える植物由来原料を一部に使用したバイオマスインキは、石油由来のインキと同等の物性を有しており、高い機能を必要とするレトルト、ボイル、電子レンジなどの食品用途や、詰替えパウチなどの日用品用途のパッケージの印刷インキとして使用できる。今回のバイオマスインキと「DNP植物由来包材 バイオマテック」を組み合わせることで、さらに環境への貢献度を高めることが可能。
