2013年11月21日
大日本印刷(株)は、米国のPhotronics, Inc.(=フォトロニクス)と、台湾における両社子会社によるフォトマスク事業を統合させ、同社子会社のDNPPhotomaskTechnology Taiwan Co., Ltd.(=DPTT)をフォトロニクス子会社のPhotronics Semiconductor Mask Corp.(=PSMC)に吸収合併して合弁会社を設立することについて契約を締結した。
DPTTは、大日本印刷の台湾におけるフォトマスク製造工場として平成22年4月に稼動を開始し、台湾国内及び東南アジア各国の半導体メーカーに対して主にロジック向け最先端フォトマスクを供給してきた。しかし、世界的な半導体市場の構造変化の中で、DPTTを取り巻く経営環境は一層厳しさを増しており、東南アジアを中心とした海外市場において、幅広い営業体制及び製造環境の整備と安定的な販売ルートの確立が求められていた。
今回、最先端フォトマスクの高度な製造技術を持つDPTTと、台湾・東南アジア市場における幅広い顧客層と製品供給力に加え、メモリ向けフォトマスク製造技術に強みを持つPSMCのそれぞれの事業を統合することで、両社のフォトマスク事業の一層の競争力強化を図る。
なお、同合併の効力発生日は平成26年3月31 日を予定しているが、台湾及びその他の国における独占禁止法上の手続きなどにより、同日以降となる可能性がある。