2024年9月17日
基調報告で「労働力不足対応」「価格交渉」の重要性を訴える広川社長
リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)(広川勝士社長、RMGT)のユーザー会「西日本リョービMHIパートナーズクラブ」(西井幾雄代表幹事)が9月12日、ホテルモントレグラスミア大阪で開催された。
今回は、恒例の広川社長による「RMGT基調報告」のほか、特別講演では弁護士の角田龍平氏を講師に迎え、「ハラスメントと上司と部下のコミュニケーション」と題したセミナーが行われた。
基調報告で広川社長は、労働力不足が深刻化する背景と現状について言及。「印刷産業の設備投資は、補助金の後押しもあり、コロナ後は回復している。このタイミングで、将来に向けた生産性向上や品質安定、自動化による労働力不足への対応を進める必要がある。さらには電力費高騰、カーボンニュートラルへの取り組みに対する省エネルギー型設備への切り換えの動きも見られる」と述べた。
一方、「生き残りを懸けた価格交渉」の必然性を指摘。公的支援の積極活用も呼びかけた。
RMGTの取り組みについては、自動紙積機の開発と「RMGT970」モデルをクローズアップ。「RMGT970」については省エネ補助金活用を促した。