2019年1月8日
左から AJC・加舎氏、関社長、アドバンク・渡邉社長、ウエノ・諏訪京都営業所長、東京インキ・出口インキ営業本部長
(有)アドバンク(本社/京都市南区、渡邉功社長)は12月18日、東京インキ(株)において記者発表会を開催し、2017年5月に実運用を開始した薄紙へのオフ輪LED-UV印刷の経過について報告した。
記者発表会には渡邉社長ほか、アドバンクが採用しているAMS社LED-UVシステムを提供するAJC(株)から関衛社長と加舎敏氏、オフ輪用LED-UVインクをアドバンクに供給する東京インキ(株)から出口昭仁インキ営業本部長ほか数名、資材関係を供給するウエノ(株)から諏訪誠人京都営業所長が出席。
アドバンクは、約3年前に既設のB3オフ輪にAMS社のLED-UV装置を搭載。B2換算で37kgの薄紙に毎分600回転のLED-UV印刷が可能な生産性を維持しながらも、ひじわや紙やけ、インクへの影響など、オフ輪における問題を解決したこれまでにない画期的なオフ輪LED-UV印刷を成功させた。
2017年10月の経過報告に続いての第2弾経過報告として渡邉社長は、1年前と比較してB3オフ輪が2台体制となり、さらにLED-UV自動インキ計量装置の導入などからLED-UVの仕事量が10%から30%に増加したことを報告した上で、AMS社のLED-UVシステムについて「生産性と品質を両立しており、しかも壊れない」と高く評価。今後の展開として「さらなる薄紙化に挑戦するとともに、LED-UVの仕事量50%を目指したい」との考えを明らかにした。