2017年9月11日
小林印刷(株)(栃木県宇都宮市瑞穂3-9-12、設立 昭和36年1月、資本金1,670万円、従業員12名)は8月31日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。
同社は業歴50年を超える印刷業者で、県内および首都圏に拠点を置く大学や書店の機関紙・情報誌の印刷を中心に営業基盤を築くほか、地元企業のチラシ印刷や新聞社を得意先として開拓。ここ数年は1億円台半ばの年間売上高で推移し、顧客ニーズへの迅速な対応で一定の取引を確保していた。
しかし、厳しい環境に対応できず過去には赤字が続いていた時期があり、この間、金融機関からの資金調達でしのいでいたため、借入金は年間売上高を超える水準まで拡大。以降は各方面の支援を得て業容を維持していたが、借入負担が重く、今回の措置となった。
なお、負債総額は約1億7,400万円(平成28年8月期決算時点)。
(東京商工リサーチ調べ)