2014年6月12日
(株)青空出版(資本金1,700万円、東京都新宿区高田馬場1-29-7、従業員5名)は、6月9日付で事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は1994年3月に設立。パズル・クロスワード誌の出版の他、広告、販売代行を手掛けていた。60代以上の高齢層を中心とした一般個人向けに、定期刊行物として「漢字館GOLD」、「別冊漢字館」、「特選ナンプレ」などを販売し、2010年2月期には年売上高約5億8,300万円を計上していた。
しかし、全体的な販売部数の下落傾向から、2014年2月期の年売上高は約2億3,100万円に減少し、過去の欠損計上などから債務超過状態に陥っていた。この間、人件費や販管費の削減、外注費の見直しなどで業況改善に努めていたが、近時は広告収入の落ち込みなどもあり、ここに来て資金繰りが限界に達し事業継続を断念した。
負債は2014年2月期末時点で約3億5,400万円。
(帝国データバンク調べ)