課題が残るリスキリングの推進
(株)Hagakure(本社/東京都渋谷区、奥雄太社長)が運営するWebマーケティングスクール「デジプロ」は、企業のリスキリング推進担当者20代から50代の男女300名を対象に「リスキリングの投資意向と課題」に関する調査を実施した。同調査は、企業のリスキリングに関する実態を把握することを目的としている。
企業でリスキリング推進の担当者に「現在あなたが勤める企業において、リスキリングにどのくらい予算を年間で割いてるか」と質問をしたところ「不明(22.7%)」を除く最も多い回答は「予算は取っていない(15.3%)」という結果になった。
予算を確保している中で最も多い金額は「100万円〜300万円(14.3%)」となり、企業ごとにバラツキのある回答結果となった。
一方で「将来的にリスキリングへの投資を増やす予定がありますか」という質問については「ない(21.7%)」に対し、5割以上が「ある」と回答し、投資意向が将来的には高いことが伺えた。
次に「リスキリングを推進するために最も困難だと感じている点」を質問したところ、最も多い理由に「従業員の時間確保が難しい(41.7%)」、「費用が高い(41.0%)」、「適切な教育プログラムやトレーニングの選定が難しい(33.0%)」、「効果検証が難しい(27.3%)」、「リーダーシップや組織文化の変革が必要(23.3%)」が挙げられる。
また、「リスキリングに関する取り組みが成功するために重要だと思う要素は何ですか」という質問には、「従業員の参加と意欲(54.3%)」が最も多く、「上層部のサポートと関与(42.0%)」よりも多い結果となった。
時間、費用、本人の意欲があるのかどうが、リスキリングを推進するための障壁になっており、この問題に対処していく必要があることが確認できた。
最後に、リスキリングを導入するにあたり、最も注力したい分野では、1位に「デジタルマーケティング(43.0%)」、2位に「AI(人工知能)技術(41.0%)」、3位に「データ分析(38.3%)」が並ぶ結果となった。どの業界においてもテクノロジーの活用をより目指しており、4位に「DX推進(31.3%)」もランクインしており、その様子が伺える。
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