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JBMIA、業界共通の再生プラスチックを開発

JBMIA共同開発事業のCE(サーキュラーエコノミー)イメージ図

 (一社)ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA、沖津雅浩会長)は、樹脂コンパウンドメーカーと共同で複写機プリンタ等各社OA機器に使用可能なポリスチレン(PS)再生プラスチックを開発。2025年度より順次、各社の製品への搭載検討を開始する。

 今回共同で開発したPS再生プラスチックは、OA機器と家電から回収したプラスチックを組み合わせたハイブリッドPCR(使用済み製品由来の再生原料)を90%使用。さらに、再生プラスチックの安全性を示すUL94規格も取得しており、安心して使用できる材料となっている。

 これまでPCMR(プラスチック・クローズドループ・マテリアル・リサイクル)は、個社ごとに実施され、業界全体での取り組みがなかった。今回、OA機器からOA機器への再利用(OA to OA)や家電からOA機器への再利用(家電 to OA)を対象としたPCR原料による業界共通の再生プラスチック開発および循環システムの構築に取り組むことで、今後さらにOA・IT機器業界におけるサーキュラーエコノミーの実現を推進していく。

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