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凸版印刷、長距離・高速通信を実現する新型「ZETag」開発

 凸版印刷(株)(麿秀晴社長)は、最長で約2,000m離れていても通信が可能な資材管理向けアクティブタグ「ZETag(ゼタグ)」のリニューアルを行い、次世代ZETA規格「Advanced M-FSK変調方式」に対応した新型「ZETag」を開発。6月から製造業や物流業界に向けて試験提供を開始する。
 「ZETag」はボタン電池で駆動し、固有のID情報を自ら発信するアクティブ型のタグ。パッシブ型RFIDタグで必要とされているリーダーによる読み取り作業やアンテナ内蔵ゲートの通過といったプロセスを経ることなく、広い倉庫や屋外でパレットやカゴ車などの所在を自動的に管理できる。
 今回開発した新型は、従来品と比較して10倍以上(10dB以上)の感度と20倍以上の転送速度、500~4,000m(最長通信距離は従来品の約2倍)の通信距離を実現した。これにより、従来は正確な電波周波数の読み取りが難しかった移動中のトラックへの取り付けにも適している。また、感度向上により荷物や棚などの障壁により電波が届きにくかったエリアでの読み取りや少ない基地局での管理効率化を実現する。

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