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SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化

左から、月桂冠・大倉泰治副社長、京都芸大・森野彰人美術学部長、SCREEN・田中社長
13名の学生がそれぞれ日本酒のラベルをデザイン

 京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・美術学部デザイン科総合デザイン専攻の学生13名が手掛けたオリジナルラベルデザインを使った日本酒を商品化する。

 同プロジェクトは、京都芸大の学生が製品ラベルのデザイン制作を通じて、デザイン経験や商品化までのプロセスを月桂冠ならびにSCREENの実践的サポートのもと学び、各社が連携して未来の産業を担うデザイナーを共に育むことを目的とした産学連携事業。学生が日本酒ラベルのデザイン制作を行い、SCREENがそれをラベルとしてインクジェットデジタル印刷機で印刷・加工、さらに月桂冠がこのラベルを自社の日本酒「特撰」に貼付し、京都駅ビル芸術祭「ゲイジュツ ノ エキ2025/GNE」京都駅西口広場で販売する(10月15日から11月3日まで)。

 10月2日に開かれた記者会見でSCREENの田中志佳社長は、デジタル印刷の可変機能を強調したうえで、「今回の取り組みが、ひとつのケーススタディになれば」と述べ、継続的な取り組みに期待を述べた。

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