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視点の行方

Web広告にかける費用は二極化

印刷ジャーナル 2018年11月5日

 スターティアグループのMtame(株)はこのほど、今年9月にインターネットにより20〜40代のビジネスパーソン向けに実施したWeb広告に関するアンケート調査結果を発表した(有効回答230名)。
 「あなたの企業は毎月いくらの広告費(媒体など問わず)をかけていますか」の質問には、「50万円未満」と61名が回答し、次いで35名が「500〜1,000万円未満」と回答した。
 続いて、「そのうち毎月いくらをWeb広告にかけていますか」の質問では62名が「50万円未満」と回答し、次いで29名が「500〜1,000万円未満」と回答する二極化の結果となった。
 「あなたの企業はWeb広告運用をどこで行っていますか」の質問では、自社で運用しているという回答者は123名、代理店に任せているという回答者は101名という結果になった。内訳を見ると、広告費用が少額の場合は自社運用、高額になればなるほど代理店を利用している企業が多いことが分かった。
 「あなたの企業におけるWeb広告の目的について」の質問には141名が「顧客獲得・集客」と回答。Web広告は実際にコンバージョンに至っているのか効果測定がしやすいため、顧客獲得や集客を目的として利用されていることが多いことが分かった。
 「あなたの企業での近年の広告費の増減について」では、「大幅に上昇」または「上昇」と回答した106名の内訳をみると、従来から広告費を多く投資している企業が多いことが分かった。逆にあまり広告費をかけていない企業は、広告費自体を削減している傾向にあることが分かった。
 「あなたの企業におけるWeb広告の費用対効果について」の質問には、26名が「非常に良い」、57名が「良い」と回答した。
 「あなたの企業におけるWeb広告の課題となる要因について」の質問には、142名が「社内のリソース(人材)が足りない」と回答。次いで「分析ができていない」が127名、「運用などに関する知識がない」が99名と回答した。
 「あなたの企業で現在取り組んでいるWeb広告施策について」の質問には、検索広告を行っているという回答者が多い結果となった。SNS広告でみるとFacebookの広告が最も多く、全体の約半分がFacebookの広告を利用していることが分かった。
 「あなたの企業において今後取り組みたいWeb広告施策について」の質問では、SNS広告やYouTube広告が多いという結果となり、難易度が高いと言われている動画広告を実際には実施できていない企業が多いことが伺えた。