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大塚包装と再春館製薬所、ドモホルンリンクルのパッケージを紙器化

CO2排出量30%削減

 大塚ホールディングスの子会社である大塚包装工業(株)(本社/徳島県鳴門市、長濱正視社長)と(株)再春館製薬所(本社/熊本県上益城郡益城町、西川正明社長)は、再春館製薬所の主力製品であるドモホルンリンクル8点におけるパッケージリニューアルを実施し、パッケージのすべてを紙化した。大塚包装の独自技術であるヒートシールコーティングによるパッケージへの機能性付与、両社協業のもと実現したオリジナル自動包装機の設計・導入により、CO2排出量は年間約30%の削減を見込んでいる。


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紙器化された新パッケージ

 再春館製薬所はかねてより、産業廃棄物の削減と再資源化や使用済み容器の有効活用など、環境に配慮した製品づくりに取り組み、フィルム構成や厚みなどを見直し、使用量を削減していく「減量化」やプラスチック使用量を削減する「他素材への代替」、「過剰包装の見直し」などを実施してきた。

 再春館製薬所における主力商品である「ドモホルンリンクル」は2025年にブランド誕生50周年の節目を迎え、かつ5年ぶりの「基本4点」同時リニューアルということもあり、パッケージも含めて大幅なリニューアルを実施。従来のパッケージにはパウチや残糸タオル、紙スリーブなどが使用されているが、それらの構成要素に代わり、地球環境への配慮を一段と深めたシンプルなパッケージへと変更しつつ、輸送・取り扱い時のガラス瓶への耐衝撃性は維持しなくてはならない。また、外部からの異物・汚染を防ぎ衛生を保つことと中身の抜き取りや入れ替えを防止するなどの「バージン性」に加え、外部環境からの光や湿気の影響を最小限に抑え、成分やテクスチャー、容器の劣化を防ぐ「気密性」などの機能性を確保することも課題である。

 これらの機能性を実現すべく、大塚包装と再春館製薬所は協働でパッケージ開発に着手。大塚包装はパッケージの企画・開発・製造販売を主要事業としており、大塚包装の独自開発技術の提案やパッケージへの機能性付与に加え、近年は包装機械の設計から導入までの同時提案も行っている。

 今回リニューアルした「ドモホルンリンクル」の新パッケージは、主原材料がすべて紙の「ブリスター」形状を採用。「ブリスター」とは内容物を入れるトレイと、そのトレイに封をする封台紙から構成されたもので、この形状のパッケージリニューアルには2つのポイントがある。

 まず、トレイ内面と封台紙を接着するヒートシールコート液を塗布、接着剤などを用いず熱圧着が可能である点。また、輸送中の破損が発生した場合に備え、ヒートシールコート液には耐水・耐油性を備えており、内容物の液漏れと紙への浸透を低減する機能を有している。

 もう一点が、ヒートシールコート液による「ブリスター」形状の採用と同時に、従来の再春館製薬所の充填ラインや、パウチ、残糸タオルの手巻き作業に代わって、大塚包装が提案する、最適化された自動包装システムが導入された点。これによって、トレイのヒートシール製函、内容物の充填、封台紙の供給・トレイと封台紙の熱圧着のすべてを自動化することが可能になった。

 今回のパッケージリニューアルにともない、CO2排出量は年間約30%の削減を見込んでいるほか、すべてを紙化したことによるリサイクル性の向上、その紙素材も持続可能性を考慮し、FSC認証紙を使用。さらには自動包装システム導入による生産性の向上など、両社では「持続可能な社会の実現に大きく貢献できたものと考えている」としている。

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