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パラシュート、作業性と環境対応を両立〜PO糊の国内生産で安定供給実現

 パラシュート(株)(本社/東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は、無線綴じ製本向けポリオレフィン系ホットメルト接着剤「PO-Gen2」の安定供給体制を確立。2026年7月から国内製本市場に向けた販売強化を開始した。

 近年の印刷・出版業界では、デジタル印刷の普及に伴い、少部数・多品種・短納期案件が急増している。一方で、製本現場では原材料価格の上昇、人材不足、設備メンテナンス負荷の増加が課題となっており、接着剤に対しても従来以上の安定性と作業性が求められている。PO-Gen2は、こうした市場環境に対応するために開発された製本用ホットメルト接着剤であり、国内生産による安定供給体制と優れた現場適応性を両立している。

 出版市場では、初版部数の減少や重版の小ロット化が進み、オンデマンド印刷機を活用した短納期生産が一般化している。その中で製本工程に求められるのは、「短時間で安定稼働できること」「機械停止時のトラブルが少ないこと」「清掃やメンテナンス負荷を抑えられること」「多様な用紙へ安定した接着ができること」である。PO-Gen2は、これらの課題に対応し、デジタル印刷向け製本ラインとの親和性を高めている。

 近年は、海外調達品を中心に納期遅延や価格変動が発生しているがPO-Gen2、は、国内生産体制を採用することで安定供給を実現。基本常備5トン以上の在庫を確保しており、印刷会社・製本会社にとって重要な「必要な時に確実に入手できる接着剤」として、生産計画の安定化に貢献する。

 製本業界では、EVAホットメルト、PURホットメルト、POホットメルトが用途に応じて使い分けられている。PURは、高い接着性能を持つ一方で設備投資や運用コストが課題となるケースがある。PO-Gen2は、既存設備を活用しながら高い接着性能と作業性を実現することで、コストと品質のバランスを重視する印刷会社・製本会社の選択肢として提案している。

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糊の種類と特徴

 
 昨今のEVAホットメルトの価格高騰によりPOホットメルト価格帯と近づいてきたため、ユーザーは手が届きやすい商品となってきている。

 同社では、単に接着性能だけでなく、日常運用のしやすさを重視して製品選定・供給を行っている。PO-Gen2は、「炭化しにくい」「糸引きが少ない」「清掃負荷を軽減できる」「ニオイがない」といった特⻑を備えており、現場オペレーターからも高い評価を得ている。とくに少人数運営の印刷会社や製本会社では、機械メンテナンス時間の削減が生産性向上に直結するため、「現場で使いやすい接着剤」であることが大きなメリットとなる。

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PO-Gen2による製本加工サンプル

 

 同社は、デジタル印刷関連機器・資材・ソリューションの提供で印刷会社の生産性向上と収益改善を支援しており、今後も製本資材の安定供給と現場課題の解決を通じて印刷・製本業界の発展に貢献していく。

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