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ニヨド印刷(高知)

ノートの原点から紙の可能性を再提案

miniシリーズを軸に新たな需要を開拓、小口印刷のブロックメモも披露

 ニヨド印刷(株)(高知県吾川郡いの町、御庄康隆社長)は、6月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催された「販促EXPO2026」に出展した。昨今は推し活市場を見据えた紙製品の提案を積極的に展開してきた同社だが、今回はその流れを踏まえながらも、あえて紙製品の原点である「ノート」を主役に据えた展示を実施。小型化した「miniシリーズ」を中心に、「書く」という行為そのものの価値を改めて提案したほか、小口印刷が可能な新商品のブロックメモ、デザインを一新したパタパタメモなどの新たなラインアップも披露し、紙製品の可能性を幅広くアピールした。

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販促EXPOのブースにて御庄社長

 販促EXPOは、販促・マーケティングに関する製品やサービスが一堂に集まる専門展示会であり、多様な販促ツールやノベルティを求める企業担当者が数多く来場する。同社ブースにも印刷会社をはじめ、メーカーや販促担当者らが足を止め、紙ならではの質感や使い勝手を生かした製品群に高い関心を寄せていた。

 同社は昨今、「推し活市場」を切り口にした紙製ファイルやパタパタメモ、小型ノートなど、従来のノベルティの枠を超えた商品開発を進めてきた。一方で今回の展示では、そうした展開のベースとなる「ノートづくり」に改めて焦点を当てたことが特徴である。ブース全体もノートを中心に構成し、「書く楽しさ」や「持ち歩く楽しさ」を伝える展示とした。

ノートづくりのノウハウを生かした「miniシリーズ」

 今回の主役となったのが、新製品の「miniシリーズ」である。

 展示したのは、mini中綴じノート、mini糸綴じクロス巻きノート、miniリングノート(耐水仕様)、miniダブルリングノートなど。いずれも手のひらに収まるコンパクトサイズで、バッグやポーチにも収まりやすく、日常的に持ち歩けることを意識した仕様となっている。

 同シリーズは、推し活アイテムとしてだけではなく、イベントノベルティや記念品、オリジナルグッズなど幅広い用途を想定。会場では可愛らしいサイズ感やデザイン性が来場者の目を引き、とくに女性来場者から関心を集めていた。

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「mini シリーズ」のノートのラインアップ

 こうしたノートづくりを支えているのが、同社が運営するオリジナルノート作成サービス「まるまるノート」である。小ロットから世界に一つだけのノートを製作できるサービスとして多くの利用実績を持ち、製本方法やサイズ、本文仕様など豊富なテンプレートを用意。用途に応じて自由に組み合わせられることから、高い評価を得ている。

 御庄社長自身も、その豊富な知識と情報発信から、インターネット上では「ノートの神様」と話題になったことがある。長年培ってきたノートづくりのノウハウをベースに、新たな市場へ提案を広げている点も同社ならではの強みと言える。

ロングセラーを進化させ、紙製品の幅を拡大

 ノート以外の商品についても、新たな提案が並んだ。

 書くことへの心理的なハードルを下げる「ミニ一筆箋」は、ちょっとしたメッセージを気軽に添えられるアイテムとして紹介。デジタル箔を活用した紙ファイルは、小ロットでも高級感のある加飾が可能で、オリジナルグッズや販促ツールとしての活用を提案した。

 さらに今回、新商品として披露したのが「ブロックメモ」である。同製品は、小口への印刷技術を応用したもので、メモを積み重ねた側面にオリジナルデザインを表現できる点が特徴。使用していない状態でもデザイン性を発揮でき、ノベルティや販売用グッズとしての付加価値を高める提案となっていた。

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新商品の「ブロックメモ」

 同社のロングセラー商品である「パタパタメモ」についてもデザインを一新。長年支持されてきたロングセラー商品をブラッシュアップすることで、新鮮さを打ち出すとともに、新たな顧客層への訴求を図った。

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デザインを一新したスクエアサイズの「パタパタメモ」

 いずれの商品にも共通しているのは、「紙だからこそできる価値」を見つめ直そうという姿勢である。デジタル化が進む一方で、手に取る楽しさや書く体験、持ち歩く喜びといった紙ならではの魅力を改めて提案し、販促ツールやオリジナルグッズとして新たな需要を掘り起こそうとしている。

「原点回帰」から新たな商品に発展へ

 今回の販促EXPOでは、推し活市場を意識した商品群を展開しながらも、その根底にあるノートづくりの技術と発想を改めて前面に打ち出した。長年にわたり培ってきた製本技術や商品開発力を生かし、小型ノートから紙ファイル、ブロックメモまでラインアップを広げることで、「紙製品にはまだ新しい可能性がある」ことを来場者へ印象付ける展示となった。

 市場ニーズの変化に柔軟に対応しながらも、自社の原点を大切にし、その技術を新たな商品へと発展させていく―。今回の展示は、同社のものづくりの姿勢を象徴する内容となっており、紙製品の新たな価値創出に向けた今後の取り組みに注目したい。

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