2009年4月30日
レンゴー(株)(大坪清社長)は4月30日の取締役会で、連結子会社であるハマダ印刷機械(株)(本社:兵庫県三田市・中島徹社長・資本金40億 4,400万円)を解散することを決議した。この後6月23日開催の株主総会決議を経て、6月末日付で解散する予定。なお、サービス・部品供給などについては別会社(新会社設立・詳細未定)に移管して実施していく。
ハマダ印刷機械は、大正6年に濱田初次郎氏が日本で最初に平版印刷機を開発して創業。以来、昭和21年に新聞輪転機、26年に多色凸版印刷機、27年に段ボール用フレキソ印刷機、そして29年には同社の枚葉印刷機の基礎ともなるオフセット印刷機を開発し、その後も輪転機をはじめ、紙器機械などを次々に開発した。
この間、昭和55年にレンゴーの株式参加企業となり、平成14年には100%出資の完全子会社となっていた。
今回の解散事由についてレンゴーは、数年来需要の減少が続き、とくに昨今の世界同時不況という環境の中での落ちこみ(平成21年3月期売上高47億 2,300万円)は激しく、今後の事業継続は困難と判断したもので、これによりレンゴーは平成21年3月期の連結決算で事業整理損約29億円、個別決算では子会社整理損約49億円を特別損失として計上する。