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若手営業職の8割が従来型営業に限界

 (株)9E(大日向佑介社長)は、アイブリッジ(株)が展開するセルフ型アンケートツールFreeasy(フリージー)で、全国の20〜30代(24〜34歳)の営業職経験者250人を対象に「既存の営業スタイルにおける課題」と「次世代型セールスへの意識」調査を実施し、その調査結果を公表した。

 まず、これまで経験した営業活動において「精神的・体力的な負担」や「業務の非効率さ」を感じた要素を聞いたところ、「とくに負担や非効率さを感じたことはない(24.0%)」を除いた83.0%の若手営業職が既存の営業活動に何らかの限界を感じていることがわかった。具体的には「個人に課せられる売上ノルマのプレッシャー(34.8%)」「テレアポや飛び込み営業による新規開拓の負担(30.0%)」「移動時間の多さや、足で稼ぐ非効率なスタイル(26.0%)」が上位に挙がり、「足で稼ぐ」スタイルや過度なノルマ偏重の環境に疲弊している実態が浮き彫りになった。

 もし引き続きセールス・顧客折衝の領域に関わるとした場合の希望する働き方については「新規開拓よりも、既存顧客の課題解決や事業成長に長く伴走したい(39.6%)」が最多となった。次いで「データやツール(SFA/CRM等)を活用し、非対面でも効率的にアプローチしたい(32.0%)」「個人の成績だけでなく、チーム(分業制)で協力して目標達成したい(27.2%)」が続く。属人的で売り切り型の営業ではなく、データ活用やチームでの分業、顧客への伴走を重視する「合理的かつ持続可能なスタイル」が求められていることが明確になった。

 営業プロセスの分業化に伴い導入が進む「カスタマーサクセス(CS)」「インサイドセールス(IS)」の認知状況を聞いたところ「名称も具体的な業務内容もよく知っている」と回答したのは、CSで48.4%、ISで46.0%にとどまり、打開策となる次世代型セールスの深い認知度はまだ半数以下であることが判明した。

 一方で、これらの新しいセールス職の働き方への魅力について聞いたところ「非常に魅力を感じ、挑戦してみたい」「やや魅力を感じ、機会があれば挑戦してみたい」の合計が、インサイドセールスで60.0%、カスタマーサクセスで59.2%。具体的な業務内容の浸透には課題が残るものの、分業制やデータドリブンといった概念を知れば多くの若手営業職がポジティブな印象を抱き、キャリアチェンジの有力な選択肢になり得ることが示唆されている。

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