広瀬鉄工、前後工程で付加価値を[UVラミコート][本格両面検査]
広瀬鉄工(株)(本社/大阪市東成区、今岡雅嗣社長)のパッケージ分野向けラインアップから今回、UVコート+鏡面光沢/極薄塗工でエコ対応の「UVラミコートシステム」と菊全判本格両面印刷検査装置「SKSSP-40」を紹介する。
UVラミコートシステム
フレキソコーター部分が広瀬鉄工、ラミネート部分が(株)ハママツのコラボレーション機。フィルムでUV塗料を覆い、ほとんど空気(酸素)に触れずに紫外線を照射するためランプ数1~2本で乾燥が可能である。LCコートされた印刷物はリサイクルでき、100%無溶剤UVを使用するためVOCの発生がない。この1台で光沢、マット、ホログラム加工が行える。

フレキソスポットコータを採用し、高い見当精度でパターンコートを行う。UV硬化はフィルム越に行われ、表面にヌメリがなく印刷物の臭気も少ない。
ユニークな機能として「スプレーパウダレス平滑システム(特許第3610417号)」が挙げられる。LCコートにはスプレー粉の影響は致命的で、この解決にフレキソコーターのスインググリッパーと、コーティング部の間に鏡面ロールプレス胴を設け、圧力を加えることでスプレーパウダーの乗った表面を平滑化する。
また「フィルムスキップジョイント機能」もある。ラミネート部の機能フィルムはリング状になっている関係でフィルムに繋ぎ目が発生する。通常ならこの繋ぎ目も転写されるが、同機では印刷物寸法よりコンピュータ制御によって繋ぎ目を避けて印刷物の配置を演算する。
UVニスの使用量が極めて少ないにもかかわらず光沢が得られ、鏡面光沢はエンドレスに匹敵し、スピードは2~3倍となる。また、高価なステンレス板の交換が不要なほか、従来のUV加工と比べてランプ数は3分の1。フィルムラミネート加工と比較しても低コスト化を実現している。
菊全判本格両面印刷検査装置「SKSSP-40」
SKSSP-40は、HIROSEの搬送技術にダックエンジニアリングの検査装置「Prenity(プレニティ)」を搭載し、表面/裏面の検査を同時に高精度で行うことができる最新鋭機。市場のニーズを取り入れながら進化を続け、現在200台を超える納入実績を誇る。今岡社長は「これまでの『検査』へのニーズは、医薬品や化粧品など、ある程度分野が限定されていたが、その裾野が広がっている。クライアントから印刷品質のエビデンスを要求される仕事も増えている」と語る。

最大の特長は、オフセット印刷機と同じ機構のダブルサイズシリンダー上で用紙を巻き付け、高速で高精度な印刷紙面検査が行えること。0.04~0.7ミリの紙厚でも検査胴に着実に巻きつけられ、従来のコンベア式での用紙のバタツキ、蛇行、薄紙のジャミング、高額なベルトメンテナンス、広い設置スペース等々の課題を一挙に解決している。
同社の廣瀬安宏会長は、「オフライン検査で当社の検査機は市場の約90%を占めている」とし、今後さらに市場投入へ注力していくという。
なお、同シリーズ機は「中小企業省力化投資補助金(一般型)」の対象となっており、すでに多くの採択実績がある。
















































