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丸セ紙工(群馬)、再度の資金ショート-負債1億700万円

 (株)丸セ紙工(群馬県前橋市天川大島町3-767-4、設立昭和61年7月、資本金500万円、従業員14名)は再度の資金ショートを起こし11月2日、行き詰まりを表面化した。10月26日に事業を停止し、前橋地裁への破産申請を弁護士に一任している。
 同社は関東圏の製菓会社、紙器会社、印刷会社などを取引先として、貼箱などの化粧箱製造や打ち抜き加工を行っていた。平成21年6月に現社長が就任すると同時に、株式会社へ組織変更。設備投資を積極的に行いながら製造の増強を図っていたが、近年は業況が悪化して受注量は減少し、平成30年5月期には売上高約1億円を計上したが、約900万円の赤字となった。さらに、設備投資にともなう借入負担も重く資金繰りは多忙となり、取引先に対して債務不履行が生じ、支えきれず今回の事態となった。
 負債総額は約1億700万円(平成30年5月期決算時点)。
(東京商工リサーチ調べ)

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