フンケラーで「ギャップを埋める」[ミューラー・マルティニジャパン 五反田隆社長に聞く]
ダイレクトメール、商業印刷、出版にフォーカス
ミューラー・マルティニが2023年12月にスイス・フンケラー社を買収してからちょうど2年。ようやくジャパンでもフンケラー製品の販売・サービス体制が整った。ミューラー・マルティニジャパン(株)の五反田隆社長は、フンケラー製品について「デジタルと従来型のギャップを埋める機械」とし、日本市場では「ダイレクトメール」「商業印刷」「出版」のセグメントから訴求していく考えを示している。今回、五反田社長が考えるその背景について語ってもらった。

デジタルロール加工で40年以上の実績
ミューラー・マルティニが2023年12月にスイス・フンケラー社を買収してからちょうど2年。ようやくジャパンでもフンケラー製品の販売・サービス体制が整った。
フンケラー社は、紙加工分野において100年以上の歴史と実績がある。さらにデジタルロール印刷からのフィニッシングというセグメントでは40年以上の実績があり、その製品ポートフォリオは第8世代へと進化している。また、drupa2024やHunkeler Innovationdays2025では、この技術ノウハウを活かしたデジタルシート加工機を発表し、話題となった。
ミューラー・マルティニのデジタル加工機とフンケラー製品は、これまで競合関係にあったが、両社が事業統合したことで、製品ポートフォリオについても類似するものは統合していく方向にある。例えば、フンケラーのPOP7とミューラー・マルティニのシグマラインは競合する部分がある。ミューラー・マルティニがデジタル紙加工機を手掛けだしたのは2000年のdrupa。これは私の憶測だが、この分野については世界でも多くの実績があるフンケラー製品への統合が現実的だと思う。

ミューラー・マルティニ ジャパンとしては、多くのフンケラー製品の中から、デジタル印刷されたロール、もしくはシート加工から製本へと繋がる機械を中心に販売・サポートを強化していく。その大きなカテゴリとしては、チラシ、ポストカード、宅配便などの「ダイレクトメール」、カタログ、パンフレット、マニュアルなどの「商業印刷」、上製本や無線綴じのブックブロックを作成する「出版」の3分野。その先には「トランザクション」や「トランスプロモ」、「シートtoシート」という市場もあるが、日本ではまず「ダイレクトメール」「商業印刷」「出版」をターゲットに展開していく。












































