小野美術印刷、パッケージ印刷のワンストップ体制構築
一貫生産と対応力で顧客に貢献〜最新鋭ROLAND機導入
玩具メーカーと歩むパッケージ印刷60年の軌跡
静岡県静岡市に本社を構える(株)⼩野美術印刷は、60年以上にわたり玩具パッケージ分野を手掛け、業界内で確固たる信頼を築いてきた。鮮やかな色彩や緻密なデザインを再現する「技術品質」、印刷から紙器加工・組立・箱詰めまでを自社で担う「一貫生産」、そして顧客の期待に応える柔軟な「対応力」。この三本柱を軸に、同社は常に玩具メーカーのパートナーとして歩み続けている。その同社は、通算7台⽬となる最新鋭「ROLAND 706 LV Evolution」を導⼊し、さらなる進化を遂げている。

技術品質
玩具パッケージは、キャラクターの魅⼒を最⼤限に引き出すため、色鮮やかさと緻密な表現が⽋かせない。同社は、油性印刷へのこだわりを貫き、発色の鮮やかさと安定した色調で高い評価を得ている。特徴的なのは、⾊調管理をインラインで完全⾃動化せず、熟練オペレーターの技術をあえて取り込み、カラーパイロット濃度⾊相計測を組み合わせ、機械がそのオペレーター技術を自己学習していく仕組みだ。
これにより「小野美術印刷の色」を再現できる点が強みとなっている。最新導⼊機「ROLAND 706 LV Evolution」も高いベタ再現性と油性インキ特有の発色力で評価されている。品質保証では印刷の自動化に加え、後加工やアッセンブリーで機械と⼈による二重チェックを徹底。機械と人の力を組み合わせることで安定した供給を支えている
一貫生産
同社の特色は、印刷から紙器加工、組立、箱詰めまでを一つの窓口として自社で一貫対応できる点にある。玩具メーカーにとって全工程を「ワンストップ」で任せられる安心感は大きく、唯一無二の存在としてクライアントから高く評価されている。生産の約8割はリピート品であり、色再現のためのデータを蓄積・管理。納期も全工程を自社で把握できるため、逆算型のスケジュール調整で短納期や追加発注に柔軟に対応している。特にアッセンブリーについては、他社から研修生を受け入れる機会も多く、工程の効率性は「とにかく作業が早い」と業界内でも定評がある。

顧客対応
長年にわたり信頼を得てきた背景には、技術や設備だけでなく「⼈と組織」への姿勢がある。担当営業が全工程を把握共有し、窓口一本で顧客対応を完結。各工場長が責任を持ち、生産管理を担う体制により、品質と納期を堅実に守っている。また、各々の工程で自動化を取り入れながらも「最後は人が見る」という信念を貫き、⼈材育成と採⽤を重視。痒いところに手が届くのは人の力であり、それが信頼の基盤となっている。
業界展望
同社が今後の業界で重視するのは「省力化」だ。ただし単なる⼈員削減などの単純発想ではなく、アッセンブリーやプレス加工などの機械で自動化がしにくい作業は、まだ人の力が必要だと強調する。近い将来の増産に向けて積極的な⼈材採⽤を進め、次世代を見据えたワンストップ体制を整えている。玩具パッケージ業界で60年以上の実績と最新鋭設備、そして人を大切にする姿勢。⼩野美術印刷は、この三位一体の強みで、これからも玩具パッケージ市場を支え続けていく。











































