2016年9月5日
朝日プリテックが開発した輪転機ゴムローラ再生装置
(株)朝日新聞社の印刷子会社である(株)朝日プリンテックは、輪転機の中でインキや水を転写する「ゴムローラ」の再生装置を開発し、9月より販売を開始する。
長年使用されたローラは、巻き替えローラと比べて硬度が高く、径が小さくなっており、さらにローラ表面にインキや紙粉による「グレーズ」が付着して鏡面化された状態となる。このためローラを再生させるには、「ローラ硬度の低下」「ローラ径の増加」「グレーズの除去」の3つを満たす必要がある。
今回、開発した装置は、再生するゴムローラに表面加工された鉄ローラを押し当て、加圧とともに回転させながら特殊溶剤を塗布することでゴムの膨潤により硬度と径を復活させる。同時にフィルターをローラに接触させ、表面に付着したグレーズも除去することができる。1本当たりの再生時間は約30分。
【問い合わせ】
朝日プリンテック技術センター 電話03-5540-7537