2014年3月11日
会見後にはパウダーレス印刷の実演が披露され、印刷物に裏移りが発生しないことを実証
(株)T&K TOKA(増田至克社長)は3月10日、同社・埼玉事業所(埼玉県入間郡三芳町)において記者会見を開き、パウダーレス印刷を実現する油性オフセット枚葉インキ「ベストワン KIREINA(キレイナ)」を含む新製品3種を発表した。
新製品「ベストワン KIREINA」は、油性枚葉印刷で棒積みパウダーレスを可能とするインキ。新開発の特殊樹脂、新規採用の真球ビーズ、乳化抑制ワニスなどの組み合わせにより、印刷中にパウダーを使用することなく、裏移りやステッキングを防止することができる。これによりパウダーが起因の印刷不良、後加工トラブル、印刷機及び印刷室のパウダー堆積が解消され、印刷ロスを大幅に改善する。
発売予定は2014年4月1日以降。同社では、パウダーレス印刷の普及を積極的に展開し、3年後には油性オフセット枚葉インキ市場でシェア30%獲得を目指している。