2016年9月12日
冊子の上にフロントライト用の導光板を載せて撮影。薄暗い場所でも導光板を載せた部分は明るい
大日本印刷(株)は、ナノインプリント技術を活用して、シートの表面に超微細な凹凸形状を施すことにより、光を効率的に拡散させて電子書籍端末などの表面を均一に明るくするフロントライト用の導光板を開発し、量産を開始する。すでにフロントライトを搭載した電子書籍端末に採用されているほか、今後需要が見込まれる反射型液晶など、他の反射型ディスプレーにも展開していく。
同導光板は、超微細な凹凸を精密に形成することにより、LEDの光を効率的に画面全体に拡散するとともに、光を利用者の方に向けることができ、フロントライト照明時には均一で明るい表示を実現する。
また、超微細な凹凸加工により高い透明性を保っている導光板のため、精細な文字などが明確に読み取れるなど、優れた視認性を実現している。LEDの光を効率的に拡散することで消費電力を抑え、一度の充電でより長時間利用できる。