2016年9月5日
銀行の窓口業務の効率化を支援
大日本印刷(株)は、店舗において生活者が自分で口座開設からICキャッシュカードの発行までを行える専用端末「本人確認機能付きカード発行機」のプロトタイプを開発した。
同端末は、マイナンバーカードまたは運転免許証から読み取った顔写真データと、端末に内蔵されたカメラで撮影した顔写真データを照合させることで本人確認を行う。同機能により、口座開設に必要な本人確認作業の無人化が可能となり、行員の業務負荷を削減する。
マイナンバーカードや運転免許証から、氏名や住所など口座開設やICキャッシュカードの発行に必要な情報を自動的に取り込むため、これらの入力操作は不要。ATMコーナーなどに設置することで、営業時間外でも口座開設からICキャッシュカードの発行と受け取りが可能となる。
スマートフォンで銀行口座開設の申し込みと本人確認書類の送信が可能な「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」との連携機能も開発する予定。同機能により、アプリで口座開設の申し込みを済ませておくと、店頭でスマートフォンを同端末にかざすだけで、カードを受け取ることができる。また、カード発行のほか、ディスプレイ画面をデジタルサイネージとしても活用できるため、各種サービスの案内や帳票類の出力なども可能。