2016年11月28日
およそ100名が参加
(公社)日本印刷技術協会(JAGAT、塚田司郎会長)は11月25日、大阪で地域会員の集い「JAGAT近畿大会2016」を開催。「印刷の強み、弱みを意識した『顧客への価値提供の考え方』」をテーマに講演会と情報交換会&懇親会が催され、およそ100名が参加した。
はじめに森澤彰彦副会長(モリサワ社長)が「印刷業界に必要な顧客獲得に向けた新たな戦略」と題して講演。新規顧客獲得のキーワードを「マス→パソナライズ」と定義した上で、デジタルマーケティングの有効性に言及。紙と複合的に組み合わせることのポイントや効果を紹介し、この分野で「印刷できる強みを最大限に活かすこと」の重要性を訴えた。
続いて、JAGAT研究調査部の藤井建人主幹研究員が「印刷業界の最新動向」と題して、「印刷白書」や「印刷産業経営動向調査」をはじめとした4つの報告書から印刷産業の現状を分かりやすく解説。さらにSansan(株)マーケティング部の大木由香氏が「出会いを資産に変える販促活動」と題し、企業に眠る名刺を資産に変えて顧客マーケティングを実践している事例を紹介。最後にJAGATの郡司秀明専務理事・首席研究員がすべての講演を総括した。