2015年7月21日
複合機の再生処理を行う工場(中国・福州)
(株)リコー(三浦善司社長)は、環境保全と利益創出の同時実現を目指す環境経営の取り組みの一環として、再生複合機のビジネスを今夏から中国で開始する。
同社は、複合機メーカーとして初めて、使用済み複合機の中国への輸入と再生製造の認可を国家品質監督検査検疫総局から取得。再生処理を行う中国の工場(福州)に使用済み複合機を集め、7月から製造を開始し、8月からリコーチャイナ(上海)を通じて販売する予定。工場に集める使用済み複合機は、静岡県御殿場市に新たに開所する「リコー環境事業開発センター」をはじめ、世界各国から回収していく。
現在、同社では先進国を中心に再生複合機を年間6万台販売しており、今回のビジネスの開始により、3年後には中国での販売台数1万台を加えて、グローバルで8万台を目指していく。