2014年8月18日
(株)リードテクス(資本金1,000万円、静岡県浜松市北区細江町気賀2551-186、従業員8名)は、7月23日に静岡地裁浜松支部へ自己破産を申請した。
同社は1963年創業、1967年5月に法人改組された印刷業者で、2008年に杉本清年氏が2代目の代表に就任するとともにリード印刷(株)から現商号に変更。業界に先駆けて連続帳票輪転印刷機を導入、以後もコンピュータ化に対応するなど設備の充実を図っていた。また、販売促進企画・デザイン、ホームページデザイン・制作・管理更新、TV・ラジオCM制作、イベントプロデュースなど業務は多岐にわたり、ピーク時の2003年3月期には年売上高約3億2,000万円を計上していた。
しかし、リーマン・ショック以降の景気低迷や得意先メーカーの生産拠点が海外に移転するなど受注量は減少傾向を辿り、2014年3月期の年売上高は2億円以下にまで落ち込み、資金の繰り回しが限界に達したことから7月15日に事業継続を断念していた。
負債は約1億円が見込まれる。
(帝国データバンク調べ)