国内AIシステム市場は前年比成長率34.5%の6,858億7,300万円
IDC Japan(株)は、国内AIシステム市場予測を発表した。
2023年の国内AIシステム市場は、市場規模(エンドユーザー支出額ベース)が6,858億7,300万円、前年比成長率は34.5%。2023年は生成AIの商用化が本格的に進み、様々な業界で生成AIを活用した実証実験が多数実施された。生成AIの利用目的は、テキストや画像、動画生成、プログラミングコード生成など多岐にわたる。国内企業は生成AIに対する積極的な姿勢を示し続けており、生成AIに関わる市場や業界の動きが活発化している。また、オープンソースモデルが発表されると、ほどなくクラウドメガベンダーのAIプラットフォームでこれらのモデルが利用可能となり、瞬く間に同モデルを参照したカスタムモデルがユーザーによって構築されるなど、同市場では需要と供給の連鎖反応が起きている。これらの背景により2023年のAIシステム市場は、同市場の46.6%を占めるソフトウェア市場が前年比で33.4%増加し、同市場の継続的な成長の主要因となった。同時に、AIシステム市場の25.0%を占めるサービス市場が前年比で57.6%増加し、同じく28.3%を占めるハードウェア市場が前年比で20.7%増加し、併せて市場全体の高成長を支えている。
2024年の国内AIシステムの市場規模は、前年比31.2%増の9,000億6,300万円と予測。AIモデルを構築する先進的な企業グループは、デジタルビジネスを見据えた独自生成AIモデル構築のための大規模な実証実験と、本番運用に向けた投資を加速させる。また、2023年は限定的な利用に留まっていたAIモデルを使う企業グループにおいても、簡易なモデルの作成や、生成AIの組み込みアプリケーションの導入が加速し、AIシステムの需要がさらに高まることが見込まれる。同時に、先端技術をas a Serviceとして市場にいち早く投入したい企業によるスタートアップへの追加投資や企業買収、市場への製品の連続的な投入により、同市場はなお一層活発化し競合状況が増すとIDCはみている。
AIシステム市場は、2024年は前年に比べると成長スピードはいったん減速しつつも、2025年に再度成長率が上昇し、2023年~2028年の年間平均成長率は30.0%で推移し、その結果2028年には2兆5,433億6,200万円になると予測している。
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