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ECO3が示す次の一歩[エコスリージャパン 代表取締役社長 岡本勝弘氏]

答えのない時代をお客様とともに

紙の印刷以外のビジネスの可能性を探る ─ 産業印刷向けインクジェットビジネスが大きな柱に成長

 「新ビジネススタートから時間はかかったが、今では弊社の経営基盤として大きな柱になった」と同社が力を入れてきた産業印刷向けインクジェットビジネスについて熱く語る岡本社長。新ビジネスとして立ち上げた当初はマーケットが違うこともあり非常に苦労したと語る。

 「今までのオフセット製版ビジネスの延長線ではないビジネスの立ち上げは簡単ではなかった。お客様の業種も異なれば使う言葉も違う。弊社社員も今までのスキルだけでは仕事ができない中、手探り状態で立ち上げてきた。主に情報印刷と言われる紙の印刷物は世の中のデジタル化によって市場縮小を余儀なくされている。しかし、弊社の扱う産業印刷向けインクジェットは紙以外のメディアを印刷する産業向け製品であり、デジタル化の影響を受けにくい分野である。また、サインディスプレイ業界で言えばコロナパンデミックの影響は受けたものの、市場はコロナ前以上に成長している」と同社の立ち上げた産業印刷向けビジネスの将来性を評価している。

 2025年、産業印刷向けインクジェットプリンターは全国で導入が急増した。「サインディスプレイ業界を筆頭に、多様な用途で活用いただいている。さらに商業印刷会社の新たなビジネス構築の関心も高まっており、産業向けインクジェットはDTP含めて本業の強みを活かしながら展開できる、親和性の高い新たなビジネスモデルとして弊社が立ち上げたように印刷会社も比較的参入しやすい分野」と語る。

 導入好調の背景には、ユーザー会「インクジェットフォーラム」の存在も大きいという。

 「好評いただいているエコスリーユーザー会の中にインクジェットフォーラムを立ち上げた。第1回は産業印刷業界から70名を超える方に参加いただき、今年はオンライン、リアル形式と2回のイベントを行った。産業印刷向けに取り組むお客様見学からセミナーを行い、お客様同士が技術・市場の情報を共有し、学び合う非常に価値ある場になった」と、新しく立ち上げたインクジェットフォーラムに手ごたえを感じている。

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11月開催の第3回インクジェットフォーラムの様子


 製品面では、Oberon・Anapurna・JETI MIRA・JETI TAUROといった幅広い機種ラインアップが支持を得た。「産業印刷向けインクジェットは今後も確実に伸びる市場。エコスリージャパンの成長を牽引する『エンジン』になる」と、同社の新ビジネスの成長に高い期待をしている。

2026年は「答えのない時代をお客様とともに答えを見つけていく」

 最後に2026年の方針を伺った。

 「今年は『変化を恐れず、答えのない時代に答えを見つけて実行に移す一年』にしたい。そのためにECO3がとり組むべきものは明確だ」という。

 最後に岡本社長は「主力ビジネスであるCTPプレートビジネスの強化と第2の柱に成長した産業向けインクジェットビジネスのさらなる強化。それぞれのビジネスにおいて『エコスリーの答え』と『お客様の答え』を見つけていく。そして弊社が提案することが、お客様が強い競争力を持つツールになるようなベストな提案をしていきたい。ECO3は単なるメーカーではなく、お客様に寄り添い、お客様が『勝ち残るための基盤づくり』を支えるパートナーであり続けたい」と締めくくった。

 「2026年も、お客様の経営課題と真摯に向き合い、お客様の未来をともにつくる存在でありたい。ぜひ期待していただきたい」