富士フイルムBIジャパン、生産現場に「革新」を〜新たなフラッグシップモデル発売
AI技術で自動化・効率化を提供
特殊トナー「グリーン」追加〜RGB印刷領域へ
特殊トナーのラインアップとして新開発のグリーンが追加され、CMYKにグリーンとピンクの計6色のトナーを組み合わせることで、印刷可能な色域をこれまで以上に拡大している点もPC2120の強み。米国・PANTONE社の色見本帳「PANTONE FORMULA GUIDE Solid Coated」において93%のカバー率(米国・PANTONE社の検証において、「PANTONE FORMULA GUIDE Solid Coated」の基準となる色と出力した色の乖離がΔE00で3以下となる割合)を達成するとともに、モニター画面のように鮮やかな色彩表現を印刷物でも可能にする。

また、広色域印刷に用いる特殊トナーを簡単に使いこなすサポート機能も充実。具体的には、RGBで入稿したデータをCMYK・グリーン・ピンクの6色で印刷するためには、正確な色再現を実現するためにCMYKとグリーンとピンク、計6つの版への色変換が必要だが、PC2120はその変換を自動で行う機能を搭載。専門的な知識がなくても特殊トナーを使用した広色域印刷が可能になっている。
「グリーンの追加により再現できる色域が広がった。特にモニター画面のような鮮やかな色再現が可能になったことで、イラストやデザインもモニターに映し出された色に近い色味で紙に印刷することができる。現在では圧倒的に多くのコンテンツの制作において、RGBの作業環境が基本となっていることから高度な手間がかかる変換作業を要することがなく印刷の適応領域が広がる」(片岡部長)
さらにコーポレートカラーなど、これまではオフセット印刷による特色で対応することも多かった色表現にもデジタル印刷のワンパスで対応することができるようになった。
「コーポレートカラーに対応できるため、これまでオフセット印刷を主軸に据えていた印刷会社にも受け入れられると確信している」(近藤統括部長)
AI技術で作業の属人化を解消
スキルレスな作業イメージが強いデジタル印刷機であるが、それでも実際にはさまざまな設定作業が必要となる。そのため安定稼働には、やはりデジタル印刷機の操作に慣れたオペレータが最適とされているが、近藤統括部長は「AI技術を活用することで属人化しない安定稼働ができるようになる」と、PC2120は、真の「誰にでも操作できる」デジタル印刷機であることを強調する。
印刷業界団体では、人手不足解消を目的に外国人労働者の受け入れ環境の構築を進めているが、そうした場合でもPC2120の自動化機能を活用することで安定稼働による品質を担保した印刷が行いやすくなる。
このほかの新機能としては、プリントサーバー「Revoria Flow PC31」に、画質設定を最適化するAI技術を搭載。入稿データの特徴を解析し、文字や細線の強調や調整などデータ特性に応じた最適な画質設定も提案してくれる。さらに、画像補正のAI技術では、入稿データに含まれる写真や画像のシーンをAIが自動判断し、人物や風景等などの色味に応じた最適な画像補正を行い、それぞれのシーンにあった色味で表現する。これらの多岐にわたる用紙設定や画質設定にAI技術を活用することでオペレータに専門的な技術や経験がなくても時間や手間をかけることなく効率的に高品質な印刷を可能とする。

加えて業界最小クラスのトナー粒径を有するSuper EA-Ecoトナーによる高解像度2,400dpiの高画質と、毎分120ページでの高速印刷を両立。用紙の厚さは52g/平米の薄紙から400g/平米までの厚紙、用紙サイズは最小98×146mmのはがき用紙から最大330×1,300mmまでの長尺用紙に印刷できるため、様々な印刷ジョブに対応可能となっている。
全国6拠点でプロモーション活動を展開
2026年1月8・9日の大阪を皮切りに1月15・16日の東京、1月22・23日の仙台、1月29・30日の広島、2月5・6日の福岡、2月12・13日の名古屋と、全国6拠点で新製品お披露目会を開催し、PC2120を紹介していく。
同イベントでは、PC2120の実機デモンストレーションのほか、AIをテーマとしたセミナーも併催される。
富士フイルムグループは、2025年を印刷産業分野における「AI元年」と位置付け、様々な分野に向けてAI技術を応用した製品、サービスを提供。2026年年初から開始される新製品お披露目会では、AI技術を基軸に、これからの新しい印刷を、PC2120を通じて体感してもらうことを目的に開催される。
「富士フイルムグループが長年培ってきた画像処理技術や自然言語処理技術などのコア技術を基盤とした独自のAI技術を、プロダクションプリンティングの領域に適用しているのが、今回の新商品、PC2120である」(近藤統括部長)
富士フイルムグループでは、今後も独自のAI技術を活用し、各産業分野に向けて製品開発を進めていく。その中で印刷産業に向けては、特に自動化、効率化といった観点から貢献できると考えている。
なお、新製品お披露目会終了後は、2月18日から20日まで、東京・池袋で開催される印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2026」の富士フイルムグループブースにおいても展示・デモンストレーションを予定している。
【新製品お披露目会概要】
<大阪開催>
▽会期=2026年1月8日/9日(9時30分〜17時30分)
▽会場=富士フイルムビジネスイノベーションジャパン Bridge for Innovation OSAKA 大阪ショウルーム
<東京開催>
▽会期=2026年1月15日/16日(9時30分〜17時30分)
▽会場=富士フイルムビジネスイノベーションジャパン Bridge for Innovation TOYOSU 豊洲ショウルーム
<仙台開催>
▽会期=2026年1月22日/23日(9時30分〜17時30分)
▽会場=富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 仙台ショウルーム
<広島開催>
▽会期=2026年1月29日/30日(9時30分〜17時30分)
▽会場=富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 広島ショウルーム
<福岡開催>
▽会期=2026年2月5日/6日(9時30分〜17時30分)
▽会場=富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 福岡ショウルーム
<名古屋開催>
▽会期=2026年2月12日/13日(9時30分〜17時30分)
▽会場=富士フイルムビジネスイノベーションジャパン Bridge for Innovation NAGOYA 名古屋ショウルーム











































