ページの先頭です

ショールームを訪ねて|日本オフィスラミネーター、主力ラミネーターを常設

飯田橋、九段下徒歩10分の好ロケーション

 ターゲットのセグメント化やパーソナル化など、多様化する顧客要求に対して市場を細分化し、今後の事業戦略や設備投資を検討することはそう簡単なことではない。そんな中、そのヒントを提供する場として注目されているのがベンダー各社のショールーム機能だ。かつてのショールームと言えば、「会社の顔」的な存在として最新のシステムを展示紹介する場であった。しかし、現在はそのショールームも進化しており、印刷の未来を体感しながら、課題解決はもちろん、今後の事業戦略を検討できる場であるとともに、新たな市場やビジネスモデルをベンダー・ユーザーがともに創造できる場として機能している。そこで弊紙では、ベンダー各社がこれらの機能を目指して設計した「ショールーム」をシリーズで紹介していく。第1回の今回は、世界中のラミネーターのノウハウを提供する日本オフィスラミネーター(株)(本社/東京都千代田区飯田橋2-12-6、浜田徹社長)の本社ショールームを紹介する。


jol_showroom_1.jpg
Vega400Aの前で浜田社長

 日本オフィスラミネーターの本社ビルは、JR飯田橋駅、東京メトロ・九段下駅から徒歩10分というロケーションに位置しており、東京都内はもちろん、東京駅からも電車で十数分であるため地方からの東京出張の際にも気軽に立ち寄ることができる。


 本社ビル1階のショールームには、ここ数年の展示会では必ずといっていいほど出品している印刷工場向けの全自動B3高速ラミネーター「JOL Vega400A」を常設している。

 同機は、最大用紙サイズが38×66cmで、四六四裁判・B3判に対応、最小紙サイズが20×30cmでA4判、毎分18mの生産性を実現する全自動高速ラミネーター。オフセット印刷からデジタル印刷まで、最も需要が集中するA3ワイドの用紙に対応する。

 また、同ショールームでは、全11機種のラインアップを誇るロール式ラミネーターのうち、「RSL-382S」、「RSL-2702S」、「RSL-1651」などの主力機を展示している。


jol_showroom_6.jpg
RSL-2702S

 卓上A3サイズの「RSL-382S」は、ホットラミ、片面PP貼り、コールドラミの3種類の加工が可能な万能機。片面PP加工時には、新開発のカール防止ユニットを使い、反りのない仕上がりを提供する。コールドラミ用の巻き取り装置も付属し、ローラーのクリアランスもレバーで任意に設定でき、厚物加工にも対応する。使用フィルムの紙菅径も1インチ、58mm、3インチのすべてに対応するプロユースのマルチラミネーターである。

 また、卓上A1サイズの「RSL-2702S」は、ホットラミネートに限定し、価格を抑えたスタンダードモデル。温度設定はフィルム厚に合わせたボタンを押すだけの簡単操作。スピードは10段階のボタン設定により可変する。使用フィルムは1インチ紙管専用で、サイズも非常にコンパクトとなっている。

 本社ビル2階には、卓上全自動ハガメール作成機「ハガメールシーラー」などを展示している。同機は、コンパクトかつ簡単操作でフィルムコストも低価格。高速対応トリプルヒーターと特許マグネットメタルプレート方式のフィルム挿入で、1分あたり20枚の高速性を実現した完全フルオートオペレーションとなっている。用紙はコート系の四六判110から70kg(年賀仕様N型)相当の紙であれば選択でき、ミシン目を入れる必要もない。フレックストリプルヒート方式であるため、通常オフセット印刷からカラープリンタなど、多様な印刷物に高速で対応する。


jol_showroom_5.jpg
ハガメールシーラー