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モトヤ、東京で「COLLABORATION FAIR 2024」7月4・5日開催

2024年6月18日

 (株)モトヤ東京本社(東京都中央区、古門慶造社長)は7月4・5日の両日、「アキバ・スクエア」(秋葉原UDXビル2F)において「MOTOYA COLLABORATION FAIR 2024 TOKYO」を開催する。

 「顧客と共に栄える」を社是として創業102周年を迎えた同社は、印刷業界活性化のサポートとして、平成14年から「印刷作業のコラボレーションフェア」を開催。「自社の強み」と「特徴」をより明確にし、また自己主張をはっきり打ち出すことでビジネスの幅を広げる場を提供してきた。この数年はコロナ禍を受けて開催休止を余儀なくされていたが、今回5年ぶりの開催が決定した。

 今回で79回の開催を数える「モトヤコラボレーションフェア」。これまでの出展社は延べ3,150社、来場者は10万名に迫る。同社では「デジタルの時代が進み、モトヤもデジタルに取り組んでいる。その姿勢を皆様に感じていただき、より多くの最新情報をお持ち帰りいただけるよう準備している。さらに進化する『モトヤコラボレーションフェア』を目指す」としている。

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テーマは「付加価値×儲ける×活性化=COLLABORATION FAIR」


 印刷物の利益確保が厳しい環境下、同フェアでは価格競争で仕事を取りに行くのではなく、新たな仕事を取りに行くヒントを提供できる展示会を目指す。同社では、同フェア開催の背景について、次のように説明している。

 「今後、新たな仕事を獲得するには『印刷会社のクライアント』のニーズを聞き出すことが重要になる。そのためには印刷会社の営業マンが仕事を受注できる横のつながりのネットワークの構築を行うこと、またデジタル印刷機の実力値の認識が必要である。現在のデジタル印刷の品質を知っていただくことで、『オフセット印刷でないと品質保持ができない』というイメージを変えていただき、オフセットとデジタル印刷機の共存を行えば、クライアントへのアプローチも変わってくると思われる。
 印刷資材の値上げ、人手確保ができない、印刷の小ロット化、短納期化が迫られている昨今、現在のデジタル印刷機の進化には目覚ましいものがある。
 この先、効率化、利益を確保するためには、デジタル印刷機とオフセット印刷機の棲み分けを明確にし、より利益が上がる体制と顧客のニーズを満たしていく体制の構築が必要と考える。
 経営者、現場責任者、現場はもちろん、営業マンの方に足を運んでいただき、現状の認識と今後の展開のヒントにしてほしい」


 同フェアでは、「新たな商材の発掘」「デジタル印刷とオフセット印刷の棲み分け」「人手不足を解消するための人材の紹介」、また「人手不足を解消するための省人化・省力化の提案」「環境問題への対応」の提案として7つのゾーンと2つのコーナーを展開する。

▽コラボレーションゾーン
 西は九州から東は東京まで、全国から付加価値や特徴を持つ印刷企業35社が出展し、新しい商材を紹介する。

▽新規事業提案ゾーン
 主としてインクジェットを利用した新規ビジネスを紹介。
・3Dスキャナー、3Dプリンターを利用した実物のフィギュア作成
・DTFプリントを利用したTシャツプリント
・ルーファスによるサインディスプレイの紹介
・キャラクタービジネスとしてアクリル制作、缶バッチ制作

▽こと売りゾーン
 困りごとを解決。
・低温時の紙ムケ等の印刷トラブル解消する「SION」
・静電気のトラブル解消する「放電式除電装置」
・MISでの見える化「PRINT MANAGER(P-man)」
・アプリ制作等営業支援ツール「CARM2」

▽パッケージゾーン
 デジタル印刷機を使用した小ロット厚紙パッケージデジタル印刷の実演。
・デジタル印刷機(Revoria)+偽造防止ソフト(Super line)+Aero Die Cut(ウチダテクノ)によるパッケージ印刷実演
・デジタル印刷機+圧着ニスのサンプル展示

▽自動化/省力化ゾーン
 人手不足解消する工場の省人化・省力化の提案。
・パレタイジングシステム・AGV・ピッキングのご提案
・法人名刺受注システムの提案「COSMOS」
・検査カメラ

▽環境/材料ゾーン
 環境対応資材の紹介。
・印刷現場の環境対策に取り組む「モトヤEco no Mist」

▽デジタル印刷機ゾーン
 最新のデジタル印刷機の展示。

▼印刷最適化相談コーナー
 オフセット印刷とデジタル印刷機の棲み分けを数値化、分析して顧客毎の最適な環境作りを提案。

▼人材活用相談コーナー
 モトヤ キャリアエージェント部が顧客の派遣社員・正社員採用をサポート。


セミナー


▽7月4日10時30分〜12時「drupa2024報告会」
 モトヤ次長 水野稔久氏/課長 西山英男氏
 印刷機材商社の営業目線からのdrupa情報を報告。発表された機器やソフトの最新技術と今後の印刷業界の方向性を紹介する。

▽7月4日13時30分〜15時「軽印刷業からグッズ製造業へ、コロナ禍からの新規ビジネス変革」
 Be Block 代表取締役 松村祐輔氏
 1948年創業の軽印刷業者。バブル期の年商2・4億円から2002年には4期連続赤字1・3億まで落ち込む。先代時代にワンマン経営を引き継ぎ経営理念、経営方針、計画、戦略をすべて練り直して事業変革にすべてを託す。その後も幾度かの失敗を繰り返しながら新規事業に取り組み「3C分析」を取り入れ、現在グッズ製造業として25億円の売り上げ、162名の社員数を誇る企業に成長させたノウハウを語る。

▽7月5日10時30分〜12時「今仕事に活用できる画像生成AIとその進化」
 樋口デザイン事務所 代表 樋口泰行氏
 最近のトレンドといえる生成AIの中で、印刷業界がもっとも注目を集める画像生成AIにスポットを当て、Photoshopに搭載された生成AIを使ったレタッチなどへの活用方法から、デザインやイラスト制作における画像生成AIの具体的な活用例を紹介する。数ヵ月の単位で進化し続ける生成AIの最新の技術動向、生成AI使用の注意点について解説する。

▽7月5日13時30分〜15時「印刷物生産現場の未来を切り拓く、省人化システムの最前線」
 山善 TFS支社 戦略開発部 マーケティング室 室長 川崎仁達氏
 人材不足が深刻化している昨今、印刷業界における省人化は一見進んでいるように見えるが、実際にはまだまだ課題が多く残されている。同セミナーでは、以下の3つの重要なポイントについて詳しく解説する。
・生産現場における省人化が進んでいない現状
・メーカーが一律に提供する省人化設備の限界
・個々の生産現場に最適省人化システムとカスタマイズの重要性


 同フェア参加の事前登録は、以下のQRコードから。

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