2018年11月12日
表彰式の模様
セイコーエプソン(株)(碓井稔社長)は、「乾式オフィス製紙機」の発明(特許第6127882 号)が、このほど公益財団法人発明協会が主催する「平成30年度関東地方発明表彰」において、長野県発明協会会長賞を受賞したことを発表した。
大正10年に開始した地方発明表彰は、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、それぞれの地方から生まれた優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰する制度。
今回、表彰の対象となった発明は、使用済みの紙から新たな紙を生み出す「ドライファイバーテクノロジー」。同技術は、水を使わずに使用済みの紙を繊維に変え、結合素材を使用して繊維を結合し、結合した繊維を加圧して新たな紙にする一連の技術で、エプソンは、この技術によって世界初の乾式オフィス製紙機「PaperLab A-8000」を実現した。
なお、表彰式は、11月8日に浦安ブライトンホテル東京ベイ(千葉県浦安市)で挙行され、受賞者に表彰状が授与された。