2017年10月16日
左から ウエノ・柳井取締役営業本部長、AJC・関社長、アドバンク・渡邉社長、サカタインクス・森取締役オフセット事業部長
スーパーのチラシ印刷を専門とする(有)アドバンク(本社/京都市下京区、渡邉功社長)は、今年5月に実運用を開始した薄紙へのオフ輪LED-UV印刷が軌道に乗ったことから、10月13日にサカタインクス(株)東京本社において記者発表会を開催した。
記者発表会には渡邉社長ほか、AMS社 日本総代理店のAJC(株)の関衛社長、オフ輪用LED-UVインクをアドバンクに供給するサカタインクス(株)の森貴弘取締役オフセット事業部長、資材関係を供給するウエノ(株)の柳井淳取締役営業本部長が出席。
アドバンクは、約2年前に既設のB3オフ輪にAMS社のLED-UV装置を搭載。出席各社の協力を得ながら、B2換算で37kgの薄紙に、毎分600回転のLED-UV印刷が可能な生産性を維持しながらも、ひじわや紙やけ、インクへの影響など、オフ輪における問題を解決したこれまでにない画期的なオフ輪LED-UV印刷を成功させた。
席上、挨拶に立った渡邉社長は「薄紙により価格面の競争力を強化して仕事を確保していく戦略。毎分600回転という生産性を維持しながらも、品質は枚葉印刷で印刷したと言われるほどだ」と、生産性と品質の両面に自信を示すとともに、ドライヤーが不要になることで、CO2削減やオゾンの減少など、環境負荷低減にも貢献していく企業姿勢を示した。