2014年12月20日
製紙大手5社による印刷・情報用紙の値上げ表明が出揃った形となった。
12月8日に発表された北越紀州製紙による値上げ表明を皮切りに、大王製紙(15日)、三菱製紙(18日)、日本製紙(19日)、王子製紙(19日)の順で相次いで値上げが発表された。
値上げ幅は、いずれも「10%以上」と横並び。実施時期については、北越紀州製紙の「2015年1月21日出荷分より」以外はすべて「2月1日出荷分より」となっている。
値上げ理由についても各社ともに「為替相場の急激な円安による原材料価格の大幅な上昇」を挙げており、「コストダウンに努めるも、自助努力だけでは再生産可能な収益の確保は困難な状況となっており、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した」としている。