2010年12月14日
ヒラギノフォント(和文部分)を採用した新標識
大日本スクリーン製造(株)のメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニーが製造・販売するヒラギノフォントが、東日本高速道路(株)・中日本高速道路(株)・西日本高速道路(株)(以下、NEXCO東日本・中日本・西日本)による全国の高速道路標識の技術基準の見直しにおいて、高速道路の案内標識に使用される和文書体として新たに採用され、現在全国で設置が進んでいる。
高速道路において円滑な走行を支援するための案内標識には、ドライバーに対して分かりやすいことが求められ、その視認性は重要な要素となっている。このたび、NEXCO東日本・中日本・西日本の高速道路標識の技術基準の見直しにおいて、複数のゴシック体を用いた比較検討を経て、「ヒラギノ角ゴシック体W5」の加工書体が文字の端部が強調され末広がりになったデザイン、つぶれにくく遠くからも読みやすい点、他のゴシック体と比較して部首が明瞭で瞬間的に認識しやすいことなどが評価され、全国の高速道路の新たな案内標識の和文書体として採用された。これまで必要に応じて制作されてきた従来の書体に代わり、デジタルフォントによる精度の均一化、制作工程・管理の合理化も可能になるなどの利点に加え、ヒラギノフォントの「美しく、読みやすく、つぶれにくい」という特長が高速道路標識の視認性向上に効果を発揮する。