（株）広進社印刷（岡山市南区新福2-6-14、設立1966年1月、資本金3,000万円）は7月27日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は約3億3,000万円。

　フォーム伝票等事務用書類の印刷を主体とし、地元印刷会社や官公庁に営業基盤を築いていた。2001年8月期には売上高約5億1,700万円を計上したが、以降は商工業界の紙離れが進む中、同業者との競合が激化し業績が低迷。2015年8月期には1億円を超える赤字を計上し、債務超過額が拡大した。

　多忙な資金繰りが続く中、2021年8月期は売上高が約1億9,000万円に減少。用紙や光熱費の高騰もあって限界に達し、今回の措置となった。
（東京商工リサーチ調べ）